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Pico4Ultraをお試し

 テレビを買い替えようとしていたのだが、今のテレビには3D機能がついていないことに気づいた。専用眼鏡をかけると3D映画が見れるやつ。ほんの一時期だけど、どのテレビにも3D機能がついていて、いらないと思っていたがついてきた機能で、買ってから14年になるがこれまで3D映画は1度観ただけだ。3D映画は目も疲れるし専用眼鏡もいるし、「3Dでないと観たくない」というような映画もない。

 しかし、”FinePix REAL 3D W3″で撮影した3D写真や3D動画の大画面での再生には大変役立っていた。しかし、しょっちゅう自分で撮影した写真を見るわけもなく、たまーに見れたら充分だった。しかし、テレビを買い替えると3D表示機能がなくなってしまう。3Dテレビはもう完全に絶滅している。(今のオーバースペックの嘘つき4Kテレビも10年以上したら絶滅してるかもしれない)。

 3Dテレビの代わりになるものはないか調べたら、ヘッドマウントディスプレイ、あるいはVRゴーグルと呼ばれるデバイスが使えそうだった。昔から注目はしていて、時々、どこまで進化したかを確かめたくなる。三年くらい前に試したときはまだワイヤー接続だったし、画質も荒くてまだまだだなあという印象だったけど、今はワイヤレスで接続できて解像度も上がっている。でもなかなかいいお値段なので買う前にレンタルしてみることに。

 MetaQuest3かPico4Ultraか迷った末、ヨドバシで実物をみてPico4Ultraにすることにした。平たい顔の民族にはPico4Ultraのほうが装着感がよいというのが理由。

 没入体験は面白いが眼鏡のように正確に装着具合を調整しないと視界がぼやける。私は老眼が進んでるので、眼鏡をかけてからゴーグルを装着しないとピントがぴったりあわない。もしPico4Ultraを購入したときは、視度調節レンズをオーダーメイドするだろう。
 見え方を最高に調節できたとしても画像の粗さはつきまとう。とはいえ、Pico4Ultraには4Kに近い高解像度の液晶パネルが搭載されている。4Kテレビを観るとき、テレビ画面は視界のごく一部しか占めていないが、それを視界全体に引き伸ばすとしたら、画像は荒く見えてしまうだろう。4Kどころから8Kでもおいつかないだろう。つまり、まだまだ技術的なハードルは高いということ。

 いくらピントを合わせても視界は完全にはくっきりしない。解像度の限界かなと思う。ぼやけぎみの視界をずっと観ていると疲れる。
 フルCGの没入型のVRゲームは、乗り物酔いみたいな症状がすぐに出る。ゲームにもよるのだけど、歩き回るなどして自分自身が移動するような映像はすぐに酔う。酔い止めの薬を飲みながら一週間くらい訓練すると慣れるという話なんだけど、そこまでしてVRゲームをしたいという熱意がない。自分が移動するのではなく、たとえばラケットでボールを打ち返すようなゲームなら酔わない。
 自分で撮影した3Dの写真をSBS JPGにしたものはそのまま3D表示できるとChatGPTがいっていたが、実際にはDeoVRというアプリをPico4Uにインストールしてはじめて見ることができた。その場の空気感がリアルに再現される。3Dの生前の母の写真をみると生きているようだ。3Dテレビよりずっと高品質の3D映像だし、しかも巨大スクリーンを観るような視点が得られる。
 ゲームをしたり、VR観光で月旅行に行けたり世界中の景勝地を観てまわったり、実際の視界にVRを合成するARを試したり、VRチャットものぞいてみたりしたが、うーん、確かに興味深いデバイスであるけどまだまだ発展途上という感じだなあ。というか、VRの界隈というのは万年こんな感じなのよね。3Dというのはゆっくりとしか進歩しない。「もうすぐ、まもなくブレイクする」みたいに言われるけど、なかなかその時は来ないんだな。3Dというのはいろいろめんどくさいというのがその理由かもしれない。

 まあこんなものかと納得してしばらく放置してたんだけど、レンタル期間終了間際になって、やっぱりせっかくだからと3DのAVを試してみたら、なんかすごかった。空気の中に住むリリスとか、サキュバスとか、そういった夢魔のようなものがいるとしたら、3D撮影された女優はまさにそれそのもの。あまりにもリアルに見えるので手をのばすと「スカッ」とすり抜けてしまう、実体の無い空気のような生き物に見える。それは実物の女性ではなく、実物にしかない「それ」は適当に抜けてしまった、アストラル体的な非存在の女性像。タロットの2番(女教皇)が象徴しているのは、それのことだ。

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ロト6の確率を見える化すると

 ロト6で1等当せんする確率は609万6454分の1だ。「1から43までの数字が書かれた43個のボールをかき混ぜて6つ取り出すから、その6つの数字を当てよ」というのがロト6。この組み合わせの数が6096454通りというわけ。この数字を2Dにすると、幅3458 高さ1763ピクセルのマップになる。3458✕1763=6096454だ。

抽せんが行われると、このマップの中に一つだけポツンと赤の点が穿たれる。6つの数字の組み合わせによってどこに点が穿たれるかはあらかじめ決まっている。

 これまでロト6の抽せんが行われたのは2070回を超えていて、このマップには約2070個の点が描かれてる。(ちなみに、同じ数字の組み合わせが出たことはまだない)。ごく最近のものは十字クロスで強調して回号も表示した。なお、点は1×1ピクセルで描画すると小さすぎて見えにくいので、誇張して2×2ピクセルで描いている。マップは3458✕1763ピクセルです。

 ロト6で一等を当てるということは、このマップの中の1ピクセルを当てるってことなんだな。「これを見せられてもまだ宝くじ買いますか?」と問われると言葉に窮してしまいそうだけど、それでもほぼ毎回、1等当選者はいるというのも事実なんだよね。

 ロト6の毎回の販売実績額が約15億円。一口200円だから、750万口が買われていることになる。数字の組み合わせは約609万通りなのに、750万口も買われているということは、ほぼ必ず1等当せんも出そうに思えるし、実際出ている。ロト6を買う人は一度に何口くらい買うのだろう。一人5口(200円✕5)くらいだと仮定すると、15億÷1000=150万人くらいが買っていることになりそ。

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イカゲーム島のビジネスモデル

チャッピーに聞いてみた。

「イカゲーム」という韓国ドラマ知ってる?

知ってるよ。
**『イカゲーム(Squid Game)』**は、2021年にNetflixで配信されて世界的に大ヒットした韓国ドラマだね。

ざっくり言うと:

  • 多額の借金や社会的に追い詰められた人々
  • **巨額の賞金(456億ウォン)**を賭けて
  • 子どもの遊びをモチーフにしたデスゲームに参加させられる、という話

特徴としては:

  • だるまさんがころんだ(ムグンファの花が咲きました)など、
    無邪気な遊び × 極端な暴力性の対比
  • 貧富の格差、資本主義、自己責任論などへのかなり露骨な社会批判
  • 単なるデスゲームものではなく、
    「人はどこまで追い詰められると他人を切り捨てるのか」という心理描写が重い

日本でもかなり話題になったし、
思想的にも「弱者同士を競わせる構造」への批評として評価が高かった。

もしイカゲームを執り行う秘密組織を経営するとどれくらいのお金が必要になるだろうか。賞金は456億ウォンを毎回優勝者に与えなければならないし、456人の挑戦者を管理する兵士や、ゲームをするための施設を建設する人々も大勢必要だし、秘密裏にゲーム島に人々を運ぶ船も必要だし、かなりお金がかかると思うんだよね。大金持ちが金を出してゲームを楽しんでいるという設定だったけど、その金持ちは数人しか出てこない。かれらはいったいどれほどの見物料を払っているのかな。イカゲームのビジネスモデルを考えてみて。

面白い視点だね。
**「イカゲームを“事業”として成立させるには?」**を、かなり現実寄りに分解してみよう。

※以下はあくまでドラマ設定を現実経済に落とした仮想試算ね。


① 固定条件の整理(作中設定)

  • 参加者:456人
  • 優勝賞金:456億ウォン(約 50億円 前後)
  • 開催頻度:年1回と仮定
  • 観客:VIP富豪(作中では6〜7人程度)

② コスト構造(超ざっくり現実換算)

1️⃣ 賞金(最大コスト)

  • 456億ウォン(≈50億円)
  • これは絶対に削れない固定費

2️⃣ 人件費(兵士・運営)

兵士・スタッフ数(推定)

  • 兵士(ピンク):100〜150人
  • 管理・技術・医療・裏方:50〜100人
    👉 合計:200〜250人

給与設定(超危険業務)

  • 年収:1億ウォン(約1,100万円)〜2億ウォン
  • 仮に平均 1.5億ウォン × 250人

約375億ウォン


3️⃣ 施設建設・維持費

  • 巨大屋内ゲーム施設
  • 兵舎、食堂、医療施設、監視室
  • 島のインフラ(電力・通信・防音)

現実換算:

  • 初期建設費:500〜800億ウォン
  • 年間維持費:100〜200億ウォン

➡ 年割りで見積もると
年間200〜300億ウォン相当


4️⃣ 輸送・拉致・偽装コスト

  • 456人を秘密裏に集める
  • 麻酔・車両・船舶・記録抹消
  • 家族・社会からの痕跡消去

50〜100億ウォン


5️⃣ その他(雑費)

  • 遺体処理
  • 臓器売買設備(作中設定)
  • 贈賄・情報封鎖・事故対応

50〜100億ウォン


③ 年間総コスト(概算)

項目金額(億ウォン)
賞金456
人件費375
施設関連250
輸送・拉致75
雑費75
合計約1,230億ウォン

👉 約1,200〜1,300億ウォン(≒130〜150億円)


④ では収入はどこから?

作中の前提

  • 観客は「超富裕層」
  • 金目的ではなく娯楽・支配欲・退屈対策

つまりこれは
👉 営利事業ではなく「超高額娯楽」


⑤ VIPはいくら払っているのか?

仮定

  • VIP:6人
  • 年間総費用:1,230億ウォン

単純割り

  • 1人あたり約205億ウォン
  • 日本円で 約22〜25億円

⑥ 現実の富豪から見た感覚

  • 純資産 1兆円クラスの富豪にとって
    • 20億円 = 資産の 0.2%
  • 超高級ヨット1隻
  • 宇宙旅行1回
  • 私設美術館1館

と同じレベル

👉 「毎年やっても痛くない」


⑦ イカゲームのビジネスモデルを一言で言うと

富豪が金を払って“神の視点”を買う娯楽

  • 金融商品でも投資でもない
  • 人間の尊厳を消費する究極のラグジュアリー
  • 採算性より「飽き対策」「退屈対策」

⑧ 逆に言うと…

  • 一般的な意味での「ビジネス」では成立しない
  • 国家レベル or 超富豪の道楽でしか維持できない
  • だからこそ「格差社会の寓話」として説得力がある

この視点で見ると
「456億ウォンの賞金」って実はケチで、
本当に贅沢なのは「人を使い捨てられる立場」そのものなんだよね。

東京ディズニーランドの資産価値と比べたら?

いい比較対象を持ってきたね。
**「イカゲーム島」 vs 「東京ディズニーランド(TDL)」**を
資産価値・事業規模・金の流れという観点で並べてみよう。


① 東京ディズニーランドの資産価値(現実)

まず前提整理。

東京ディズニーランドの基本データ(概算)

  • 運営会社:オリエンタルランド(OLC)
  • TDL+TDS敷地:約100万㎡
  • 年間来園者数(平時):約2,500〜3,000万人
  • 売上高(コロナ前):約5,000億円/年
  • 営業利益:1,000〜1,200億円/年

資産価値の目安

明確な「時価」はないが、一般的に言われるのは:

  • 建設費累計+設備更新+ブランド価値
  • 👉 3兆円〜5兆円規模

(※土地・建物・アトラクション・インフラ・IP使用権含む)


② イカゲーム島(仮想)の資産価値

前の試算をもとに、かなり盛って見積もる。

イカゲーム施設の構成

  • 孤島(私有)
  • 巨大屋内施設(数万〜十数万㎡)
  • ゲーム用セット(使い捨て多)
  • 宿舎・医療・監視・港湾設備

資産価値(現実換算)

  • 島+インフラ:200〜300億円
  • 施設・建築物:500〜800億円
  • 特殊設備・セキュリティ:200〜300億円

👉 合計:1,000〜1,500億円程度


③ 資産価値の直接比較

項目資産価値
東京ディズニーランド3〜5兆円
イカゲーム島0.1〜0.15兆円

👉 桁が1つ以上違う


④ 年間キャッシュフロー比較

東京ディズニーランド

  • 年間売上:5,000億円
  • 利益:1,000億円超
  • 継続的に金を生む装置

イカゲーム

  • 年間コスト:1,200億ウォン(≒150億円)
  • 収入:VIPの見物料のみ
  • 完全な赤字娯楽(消費)

⑤ 本質的な違い(ここが重要)

ディズニーランド

  • 人の「夢・安心・家族」を商品化
  • リピーター前提
  • 社会的に肯定される
  • 資本主義の優等生

イカゲーム

  • 人の「絶望・死・選別」を商品化
  • 一回限り
  • 秘密裏・反社会的
  • 資本主義のブラックボックス

⑥ 皮肉な比較

東京ディズニーランドは
何千万人を笑顔にして、毎年1000億円稼ぐ

イカゲームは
456人を殺して、150億円を燃やす

しかも後者は
「富豪が退屈を紛らわすために金を捨てる」だけ。


⑦ もし富豪が本当に金を見せびらかしたいなら?

皮肉な結論だけど:

  • **イカゲーム1回分(150億円)**で
    • 小型ディズニーランドが1つ作れる
    • 難病研究所を何個も建てられる
    • 国の文化事業として永遠に名前が残る

それでもイカゲームを選ぶ、という設定が
あのドラマの狂気とメッセージなんだよね。


⑧ 一言でまとめると

東京ディズニーランドは「富を増やす装置」
イカゲームは「富を燃やす儀式」

規模でも価値でも勝負にならない。
でも「人間の暗部を映す力」では、イカゲームのほうが圧倒的に強烈。

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ブログもメールも時代遅れなのかな

 ブログというのがもう時代遅れで流行らんのよね。使いにくいし。WordPressを使うと荒らしをやるロボットの格好の標的でさ、スパムの書き込みが千数百件も貯まっていたの。コメントは承認式にしているので外には見えないようにしてあったけど。そりゃね3年半も放置していたらそれくらいたまるのもしょうがないとは思う。それらスパムを削除しようとしたら、一度に十数件しか削除できないらしい。この操作を百回以上繰り返せというのか!と頭にきたが、しょうがない、カチカチカチカチカチカチやって消した。時間の無駄もいいとこ。

 そういえばスパムメールというのもいつまでたってもなくならないな。スパムフィルターを入れて数をだいぶ減らすことは可能だけけど、最近はメールの使われ方が変わってきた。銀行にログインしたら「ログインしましたよ」。カードで買い物したら、「いくら使いましたよ」「ポイントが貯まってますよ、いつまでに使わないと消えますよ」「電気料金の引き落とし日が近いですよ」などと、いちいちメールを送りつけてくるので、これらもスパムに近いものなのだけど、さりとてたまには重要だったりするので全部遮断というのも迷いがあって、気がつくと毎日何十通ものメールが来る。大量のメールの山に、肝心な連絡メールを見落とす。メールはもう機能不全に陥っている。

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再開しよう

 かれこれ3年半ぶりに更新する。これまで親の介護問題で環境が変わりすぎてサイトの更新なんぞどうでもよくなっていたんたけどそれも片付いた。それでも長い事、サイト更新を再開する気になれなかったのだけど、ここにきて少しなにか書いてみようと思い始めた。ちょっとね、言い残したこともあるような気がしてさ。

 長い事ブログを更新できなかったのは、めんどくさかったからというのも大きい。プログラマーなどやっているものだから、HTMLやCGIなど駆使して自分の思い通りのWebサイトを作ったまではいいが、年単位で時間がたつとどういう構造にしていかを思い出すのがえらい苦労をすることになるのだ。だからHTMLだろうがアマテルのようなプログラムであろうが、できる限り、渾身の力を込めてこれでもかってくらい単純な書き方をするのが私のプログラミングのポリシーなのだけど、いや、それでも2年もたってからコードを見るともうなにも覚えていない。完全に忘れてしまうと、覚書として作っておいた資料を読んでも知らない本を読むようなもので、理解するには時間がかかる、苦しく嫌な作業だったりする。まあ、一番いいのは、ばっさり捨てて最初から作り直すことなんだが、それするとアマテルのユーザーには迷惑かけしまうからできない。完全に別サイトを作って段階的に引っ越しするとか、いくつか策を考えているうちにめんどくさくなって放置するというのを繰り返していた。そう、結局、なにもサイト更新はできなかった。

 けれど、一つだけ更新できたものを思い出した。「タロットおみくじ」なんだけど、スマホでみるとグーグルのバナー広告が望ましくない表示のされ方をする。これを直せ直せと家内がしつこくいうので、重たい腰を上げてソースコードを読んだら、毎度のごとくさっぱり覚えてない。またバナー広告を出すためのコードは、グーグルが提示したソースコードをコピペしてるだけなので、この問題はそもそも私の責任じゃないとも言える。さらに別の問題もある。どんなスマホやPCやタブレットでも問題なく動くかどうかまではテストしきれない。機種は何百種類もあるのにそれらをいちいち動作テストすることなんて不可能だ。というわけで、割り切れない面倒な問題をずるずる長年引きずっていたのじゃ。それで、どうしたかというと、半分忘れてかけている見たくもないソースコードをChatGPTに丸投げして、「かくがくしかじかなので広告が正しく表示されるように修正してくれ」と頼んだら、すぐにリライトしてくれたのだった。動作確認すると手持ちの機種に関しては問題ないようす。ChatGPTがなかったら、一日では直せなかったと思われ。

 ChatGPTやその他のAIの出現はすごい。ホロスコープの解読もやってくれるしタロットカードの象徴解読も、夢解きもしてくれる。象徴解読ってこれまで人間にしかできないようなものだったのよ。ChatGPTが公開されはじめた直後は象徴解読は今一つという感じだったと記憶しているのだけど、今は大変うまく解読するようになった。下手な占い師よりそつなく答えを返すのではあるまいか。

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タロット

プレイアデスの7人の娘たちとオリオンのベテルギウス

 17番「星」。二枚重ねの八芒星(クロスした線も入れると三重)のまわりには7つの星がある。八芒星は古来よりコンパスマークと呼ばれ海を象徴する星だ。

(海上保安庁の紋章)

 マルセイユ版の大きな海星にはどういう意味が込められていると考えられるだろうか。他の7つの小さな星よりも大きいということは、空で一番明るく輝く星だとか、人々の間でなにか重要な意味づけがされている星であるとか、宇宙で一番大きな星だとか、他の小さな星よりなにか抜きん出た特徴がある星だとか色々考えられる。

 空で一番明るい星はシリウスだ。Wikipediaによると「太陽を除けば地球上から見える最も明るい恒星でマイナス1.46等星」だという。しかし、シリウス以外にも候補の星は考えられる。大きな星のまわりに7つの小さな星も描かれている。7つの星で有名なのはたとえば北斗七星で、これは北極星を見つけるときの目印になる。ひしゃくの頭を5倍のばしたところにあるのが北極星というように覚えれば、バンザイ、これでコンパスがなくても夜空の星から北極星をみつけ北の方位を特定できるぞ。

https://www.tamarokuto.or.jp/blog/rokuto-report/2020/05/03/northern-sky01/

 だから17番の大きなコンパスマークの星はシリウスだけではなく北極星を表している(かもしれない)とも解釈できる。また、一番明るい星という意味では金星もそうで、星のカードに描かれている裸の女性も金星のシンボルだし、残りの水星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星も入れて8惑星を当てはめるのもありだと思うが、土星以遠の外惑星(冥王星は惑星認定から脱落したが)は肉眼では見えないので、いまひとつエレガントさに欠ける。だいたい金星は惑星であって恒星ではないが、うーん、まあいいか。

 さて、ここまでは「タロットの謎」に書いたことだけど、ほかにも「7つの星」というとプレアデス星団がある。ギリシア神話によるとティターン族のアトラースと海のニュンペー(下級女神・精霊)のプレーイオネーとの間にできた7人娘たちのことをプレイアデス(Pleiades/プレアデス)と呼ぶ。後にティターン族が戦争でゼウスたちに敗れ、そのときアトラースは天を背負う苦役を与えられる。怖い父親がいなくなったせいだろうか。オーリーオーンがプレイアデス姉妹全員を追いかけ回すようになった。ゼウスは彼女らを初めはハトに、ついでその父を慰められるようプレイアデスを星に変えた。オリオン座はいまだプレイアデス星団を追って夜空を回っているという。( Wikipedia「プレイアデス」)

 星のカードの7つ星がプレイアデスの姉妹たちだとすると、中央の大きな星はプレイアデスの神話からするとオリオンと考えることもできる。ただし、オリオンという星座はあってもオリオンという恒星は存在しない。そこで、オリオン座の主星、つまりα星に目をつけよう。

それはベテルギウス。大きく明るい星。変光星で周期的に明るさを変える。何年かごとに、明るくなったり暗くなったり不安定で、近いうちに超新星爆発を起こすとよく言われるが、星の寿命は人の寿命とくらべて桁外れに長いので、その時は明日かもしれないし十万年後かもしれないというように地震よりずっとあてにならない。

 ベテルギウスの見かけの明るさは0.0 – 1.3等級の範囲で変化する。最も明るくなる極大期にはリゲルやカペラよりも明るくなり、全天で6番目に明るい恒星になる期間もある。最も暗くなる極小期ではデネブやみなみじゅうじ座β星よりも暗くなり全天で20番目の明るさにまで後退する。

 ベテルギウスが放出している放射エネルギーのうち、可視光線として放射されてるのは全体の約13%だが、近赤外線(目には見えない光)を大量に放射している。(コタツの赤いランプのような星だ)。人間が肉眼で全ての波長の光を認識できたとしたら、ベテルギウスはマイナス2.99等星と換算され、全天で最も明るい恒星ということにる。(参考文献 Wikipedia「ベテルギウス」)。星のカードの大きな星をベテルギウスと見立てたときも、条件次第では一番明るい恒星ということになる。

 また、ベテルギウスは10万年以内には超新星爆発を起こすと言われている。そのときは昼間でも見えるものすごく明るい星となって数ヶ月にわたって輝きつづけるとされている。つまり、星のカードの大きな星は超新星爆発をおこしているベテルギウスだったんだよ

オリオン座の星「ベテルギウス」の最期

シリウスはイシスでありイシスは代表的には農耕の女神だが、プレイアデスも農耕に深い関係があるとされる。

 

日本でも蕎麦を栽培する時期を決める目印にされてきた。

https://www.eonet.ne.jp/~sobakiri/frame-4/hu-preadesu.html

 マルセイユ版の星のカードだと大きな星の周囲に7つの星があり、それはこれまで見てきたように、シリウスや北極星や金星やベテルギウスといった夜空で無視できないメジャーや星々をうまく象徴している。

 しかし、星の数がタロットの種類によって異なることはよくある。その数を問題にするなら、そこにどんなイメージを投影できるのかについて語ってほしいと思う。たとえば小さな星が3つとか5つとかなら、そこから導出される恒星やそれにまつわる神話はどのように変化するのだろう。7つの場合に比べてどのように解釈がかわるのだろう。また、リアルな夜空を表現してたくさんの星がちりばめられたカードなら、どんな意味が導出できるのだろう。

 私個人の意見としては、大きな星の周囲に7つの星というのがイメージが膨らみやすく、つまりそれだけ絵に込められている情報量が多いと思うのだがどうかしら。

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方丈記で神の家に吹き込む炎の意味を理解した

 マルセイユ版の「神の家」は天から吹き出した炎に焼かれているよね。この炎を、落雷と解釈して、それに打たれる図像を描いちゃった例はたくさんあるし、なんかピシャーン、ゴロゴロゴロ、ドッカーンとなって高いタワーのてっぺんがへし折れたりしたらイメージ的にはかっこいいと思うのかもしれないけど、落雷が石づくりの塔に落ちたからと言ってたいした破壊力はないはずなんだよ。


 しかし、マルセイユ版「神の家」の天から吹き込む炎というのも、なんかよくわからんわけ。大道芸師の火吹き男が口から吐くような炎。画面の外で天使が火炎放射器をもってる、なんていうのは飛躍しすぎ。火山の爆発による炎はこんなふうに吹きつけたりはしないだろう。自然現象でこんな炎が発生することってあるんだろうか。だから長いこと、この吹きつける炎のことは気になっていたのね。
 先日、方丈記(中野孝次「すらすら読める方丈記」講談社文庫)を読んだ。安元3年(1177)4月に京の都の大火災の様子が書かれている。大きく燃え広がった町の炎は、「天から吹きつけてくる」ものらしいのね。中野孝次氏も「猛火というものは空から地に吹きつける」ことを自らの戦争体験で目撃したことがあるという。


 16番「神の家」が空から吹きつける炎に焼かれる塔だとしたら、大火災を暗示していると解釈できるな。同グループの7番「戦車」から、戦争による大火災と破壊。
 このあたり「タロットの災害シリーズ」になってんだろうかね。などと前後のカードを思い出しながら考えた。15番「悪魔」は疫病だなあ。病気は悪魔の仕業とされた。14番「節制」は、津波とか洪水とか。津波がやってくると地上のなにもかも水に飲み込まれてぐちゃぐちゃにかき混ぜられて、洗い流されてしまう。13番(無題)は飢饉。いかにも飢えていそうな人が描かれている。ウクライナで起きた大飢饉ホロドモールは農民がつくった作物をぜんぶ搾取した結果起きたそうだけど、「昔話に出てくる農民」はいつも飢えと隣合わせという先入観が私にはあるのだが、映画「七人の侍」だと、「百姓は床下などに大量に作物を隠して年貢をごまかし、武士よりずっとしたたかに生きている」ことになっていたな。


 疫病の蔓延は、コロナのおかげで半世紀以上生きていてはじめて身近なものとして感じ、地震や津波よりも影響力が広範囲でしかも長期間続くので、天災の中で一番怖いのは疫病だと思ったりしたのだけど、方丈記を読むと一番怖いのは飢饉かなあと思うようになった。「火垂るの墓」の著者、故・野坂昭如氏が自らの戦争体験を語ったインタビュー記事の中で「食べ物が町からなくなるときは一瞬でなくなる」と言っていた。流通が止まってしまうと店の在庫はすぐに底をついてしまう。東日本大震災のときも流通が止まり、食料やサバイバル用品を求めてお店にお客が殺到したらすぐに商品が底をついてしまうのを見た。作物が取れなくなったり大きな輸入国からの供給が途絶えたら食料は町から一瞬でなくなる。その後、食料供給が復旧しなかったら何日生き延びられるだろう。地震や津波は逃げようはある。コロナもあまり死なない。人々も協力し合う。しかし、食料がなくなると逃げようがない。健康な人も病気の人も飢餓にくるしむ。食料争奪戦がはじまる。警察、自衛隊、行政機関、病院、交通機関、物流、どれもまともには動かなくなるだろう。方丈記によると、飢饉が起きても国は「祈祷するだけ」で民草の救援はなにもしなかったという。なにもしなかったのか、なにもできなかったのか。食料備蓄庫を開放したところで、一瞬で消えてしまうだろう。
 野坂昭如氏によれば、食糧難から逃れる方法は自然の近くに住むことらしい。つまり、畑をやって暮らすとか、海で漁を山で狩りをして暮らすとかね。これはつまり17番。


17番の星のカードは豊かな自然。大いなる回復力の象徴。13番からはじまり16番まで続いた災害シリーズは17番で終わり回復に向かう。でも、そういうことができる境遇にある人は限られていて、だれもがそうできるわけではない。だから食糧難は怖いっすよ。

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ブログをWordPressにしたのだが

使い方がまださっぱりわからない。このシステムGUIのデザイン、まちがってんじゃね?などと思ったりしたけど、まだわからん。サイト更新を長いことほったらかしているけど、知り合いになんか書けよと言われてブログを書こうとしたら、ずいぶん使いにくいことに気がついた。画像をはりつけながら文章を書くのが難しい。それで、WordPressは画像をコピペしながら文書を編集できるみたいだったのと、レンタルサーバ上ですぐに使えるようになっていたので採用。

こんなのを、コピペして書いていけるんだって。