
テレビを買い替えようとしていたのだが、今のテレビには3D機能がついていないことに気づいた。専用眼鏡をかけると3D映画が見れるやつ。ほんの一時期だけど、どのテレビにも3D機能がついていて、いらないと思っていたがついてきた機能で、買ってから14年になるがこれまで3D映画は1度観ただけだ。3D映画は目も疲れるし専用眼鏡もいるし、「3Dでないと観たくない」というような映画もない。

しかし、”FinePix REAL 3D W3″で撮影した3D写真や3D動画の大画面での再生には大変役立っていた。しかし、しょっちゅう自分で撮影した写真を見るわけもなく、たまーに見れたら充分だった。しかし、テレビを買い替えると3D表示機能がなくなってしまう。3Dテレビはもう完全に絶滅している。(今のオーバースペックの嘘つき4Kテレビも10年以上したら絶滅してるかもしれない)。
3Dテレビの代わりになるものはないか調べたら、ヘッドマウントディスプレイ、あるいはVRゴーグルと呼ばれるデバイスが使えそうだった。昔から注目はしていて、時々、どこまで進化したかを確かめたくなる。三年くらい前に試したときはまだワイヤー接続だったし、画質も荒くてまだまだだなあという印象だったけど、今はワイヤレスで接続できて解像度も上がっている。でもなかなかいいお値段なので買う前にレンタルしてみることに。
MetaQuest3かPico4Ultraか迷った末、ヨドバシで実物をみてPico4Ultraにすることにした。平たい顔の民族にはPico4Ultraのほうが装着感がよいというのが理由。
没入体験は面白いが眼鏡のように正確に装着具合を調整しないと視界がぼやける。私は老眼が進んでるので、眼鏡をかけてからゴーグルを装着しないとピントがぴったりあわない。もしPico4Ultraを購入したときは、視度調節レンズをオーダーメイドするだろう。
見え方を最高に調節できたとしても画像の粗さはつきまとう。とはいえ、Pico4Ultraには4Kに近い高解像度の液晶パネルが搭載されている。4Kテレビを観るとき、テレビ画面は視界のごく一部しか占めていないが、それを視界全体に引き伸ばすとしたら、画像は荒く見えてしまうだろう。4Kどころから8Kでもおいつかないだろう。つまり、まだまだ技術的なハードルは高いということ。
いくらピントを合わせても視界は完全にはくっきりしない。解像度の限界かなと思う。ぼやけぎみの視界をずっと観ていると疲れる。
フルCGの没入型のVRゲームは、乗り物酔いみたいな症状がすぐに出る。ゲームにもよるのだけど、歩き回るなどして自分自身が移動するような映像はすぐに酔う。酔い止めの薬を飲みながら一週間くらい訓練すると慣れるという話なんだけど、そこまでしてVRゲームをしたいという熱意がない。自分が移動するのではなく、たとえばラケットでボールを打ち返すようなゲームなら酔わない。
自分で撮影した3Dの写真をSBS JPGにしたものはそのまま3D表示できるとChatGPTがいっていたが、実際にはDeoVRというアプリをPico4Uにインストールしてはじめて見ることができた。その場の空気感がリアルに再現される。3Dの生前の母の写真をみると生きているようだ。3Dテレビよりずっと高品質の3D映像だし、しかも巨大スクリーンを観るような視点が得られる。
ゲームをしたり、VR観光で月旅行に行けたり世界中の景勝地を観てまわったり、実際の視界にVRを合成するARを試したり、VRチャットものぞいてみたりしたが、うーん、確かに興味深いデバイスであるけどまだまだ発展途上という感じだなあ。というか、VRの界隈というのは万年こんな感じなのよね。3Dというのはゆっくりとしか進歩しない。「もうすぐ、まもなくブレイクする」みたいに言われるけど、なかなかその時は来ないんだな。3Dというのはいろいろめんどくさいというのがその理由かもしれない。
まあこんなものかと納得してしばらく放置してたんだけど、レンタル期間終了間際になって、やっぱりせっかくだからと3DのAVを試してみたら、なんかすごかった。空気の中に住むリリスとか、サキュバスとか、そういった夢魔のようなものがいるとしたら、3D撮影された女優はまさにそれそのもの。あまりにもリアルに見えるので手をのばすと「スカッ」とすり抜けてしまう、実体の無い空気のような生き物に見える。それは実物の女性ではなく、実物にしかない「それ」は適当に抜けてしまった、アストラル体的な非存在の女性像。タロットの2番(女教皇)が象徴しているのは、それのことだ。














