ダークミラーの使い方
座り方
机に座っても、床に座ってもどちらの方法でも良いです。このほかにもゆったりした姿勢をとれるならそれでも良いでしょう。
腹這いに寝そべって本を読む姿勢は頸椎や胸椎に負担をかけ非常に悪い姿勢なのでだめです。
長時間同じ姿勢をとっても無理が少ない姿勢をとります。あまり変な姿勢で長時間座っていると骨格が歪む可能性もあります。注意してください。
寝ころんだ姿勢は眠りに落ちやすくお勧めしません。
背骨を大地に対して立てている事はけっこう重要です。
鏡の固定法は頭を悩ませるところです。鏡を立てかけてみたり、zライトのアームのようなものに固定したくなるかもしれません。もちろんそれでもかまいません。
- 椅子に座ったら、身体の余分な力を抜きます。背筋をのばしアゴを引きます。
- 目線は鏡の中央に合わせ、できるだけ目線を動かさずに見続けるようにします。
環境を整える
- この技法は集中力を要します。気を散らさないためにも、周囲にはできるだけなにも置かないのが理想的。
- 調光機のついた白熱電球のスタンドを用意します。
- 普通は夜にやるものです。昼間には適さないと思います。
- 部屋はしめ切り真っ暗にします。
- 椅子に座って、鏡を両手で持って支えるなり、なにか台を用意してそこに立てかけるようにします。
- 目と鏡との間の距離は、二十センチから四十センチくらいが良いようですが個人差が大きいと思います。
- 電気スタンドの明るさを調整して、できるだけ暗くします。ただし真っ暗だとダメで、鏡の丸い輪郭は見えるくらいにします。ロウソクの灯りだと明るすぎます。暗闇でかすかに鏡の輪郭が分かる程度の光があたっていれば良いのです。
使い方その1・・・受動的に鏡を見つめなにかが映し出されるにまかせる
暗闇の中で鏡を静かにながめるだけです。なにも考えず無念無想を保つようにします。
といっても様々な雑念が心に昇ってくるでしょう。その昇ってくる雑念に執着せず、そっと鏡の漆黒のマンホールの中に捨てるよう意図すると良いでしょう。
最初は体や顔に意識を向けて、不要な力が入っているところを意識的にゆるめます。
(幽体離脱の弛緩法も参考にしてください)
どうしても最初は緊張して、目を凝らそうとしたり、呼吸を止めがちになるかもしれません。そういう緊張を意識的にほぐしてやるようにします。
鏡をみつめていると、蟻のと渡りといって眉間のあたりにくすぐったい感覚を覚える事があるでしょう。これはアジナチャクラが活性化しはじめている兆候とみなせます。これについてはどうしてもというのでなければがまんしましょう。
まばたきするのはok。ですが長時間続けているとまばたきの回数はぐっと少なくなるでしょう。
最初は鏡の表面に霧がかかったようなもやもやしたものが見えてきます。ここまでは誰でも確認できます。長時間見つめてみると、表面でチカチカと光の粒が輝くのが見えるでしょう。その火花の量はふえてゆき、やがて霧が渦をまき雲が流れていくようなヴィジョンが見え、その雲間が晴れると今度はテレビの砂嵐(地デジになってから見ることはなくなりました。アナログ放送時代の話です)のようなものが見えるかもしれません。そしてそれが晴れると、「なにか」鮮やかなヴィジョンが現れます。
使い方その2・・・自分の望んだイメージを投射して鏡に映す
一枚なにかの絵を用意します。タロットカードなどでも良いです。その絵を細かく観察し、それを脳裏に焼き付けるようにします。つまり絵を記憶します。そしてその内的なイメージを、目の奥にしまいこみ一端消去します。
再び目の奥からさきほど消去したイメージを想起し、静かに目を開き鏡を見ます。そして、想起したイメージを鏡に投射します。
こっちのやり方は、その1の方法よりかなり難易度が高いです。最初の方法が成功したら、トライしてみるくらいのつもりでどうぞ。ただこちらの技法に成功するのは、完全にアストラル的ヴィジョンを制御できたということでもあって、意義深い事だったりします。
おわりに
- 20分から1時間くらいは続けるようにします。
- たまには3時間くらい見つづけるのもいいですよ(笑)。
- たとえヴィジョンが見えなくても、すばらしい瞑想効果によるストレスリダクションが期待できます。ヴィジョンが見えるかどうかは二の次です。内面の対話を止め無念無想の境地に入るための瞑想法なのです。
- 熟練してくると、夢を良くみるようになったり、ある種の直観が芽生えてくるようになります。
追加情報 2009/02/12
鏡と目の距離
鏡と目の距離は自分が本を読むときと同じくらいがベストなようです。鏡のカスタマイズ
慣れてしまうと関係ないのですが、視線がふらふらしてるときは映像は見えにくいです。鏡の中心に小さな点を作り、それに視線をあわせると良いです。たとえばアルミホイルを1ミリ角程度に切ったものを貼り付けます。瞬間接着剤なら簡単に接着できますが、これははがせなくなってしまいます。オススメなのが米粒で接着する方法です。炊いたご飯を一粒用意し、お皿の上で割り箸などで潰してよく練って糊にし、これで接着します。なめらかになるまで、よく練るのがコツです。
剥がしたくなったときは、水を一滴たらしてふやかせばok。
追加情報 2009/07/24
照明の明るさ
暗すぎると、表面にもやもやの霧があらわれにくい。調光器つきの白熱球スタンドは必要かも。うまくいくときは暗いよりすこし明るいほうがうまくいく。鏡との距離
これも霧とか時々チカッと点滅する光のつぶとか、それらが出現しやすい距離がある。遠すぎるよりは近すぎるほうが良い感じ。鏡と傾斜角
鏡にたいして視線が斜めすぎるのはよくない。やはり真正面ないしはわずかに傾く程度がよさげ。照明、距離、角度は、これはかなり神経質に調整するほうが早道だと思う。目安は霧や光の粒が頻繁に見えるとか、鏡に反射して吹き返して立ち昇るように見える「気」の流れとか、それらが良く見える条件を試行錯誤で早くみつけること。
効能
鏡をみつめていると内面の対話が減り、止まりそうになる。それは良い兆候だし、五分完全に止められたら解脱するなんて話もある(笑)。映像が見える事なんか期待せず、只管打坐だと思ってやるのが一番良いと思う。私はヒーリングセミナーでやるような、あれこれ視覚化したり、数かぞえたり、ガイドを求めたりするような瞑想は、馬鹿らしくてやる気がしない。だまってすわりゃそれでいいじゃんかと思ってる。
でも黒い凹面鏡はいい!
時間がたつのを忘れる。精神がニュートラルに戻る。そしたらね、ガイドやお告げなんていらない。自分で分かる。直観はそういうところからしか起きない。
映像が見える前の兆候
映像が見える前に、心の視野に、たくさんの雑イメージがわいてくる。鏡に客観視できるほどではないが、かなりリアルに湧き出してくる。このとき思考がそれに巻き込まれてはいけない。湧いてきたイメージを鏡の上で見るように意図する。どんなイメージがわいてきたかもノートにつけておくといい。そのうちちゃんと客観映像として映るようになる。
フードをかぶる
鏡の周囲に余計なものを一切置かないのはとても効果がある。家具もなにもない、無地の壁にかこまれた部屋に、鏡がポツンとあれば一番理想かもしれない。でもそんなことはまず無理。だから壁に鏡をとりつけて、その前に座る。そして頭にスポーツタオルをかぶる。フードのついた上着でもいい。すると左右の視界が適当に遮られて、鏡しか見えなくなり、とても集中できる。
origin 2003/07/02
update 2009/02/12
update 2009/07/24
update 2014/06/28
update 2018/04/15