信じる力が幽界をコントロールする

 肉体から幽体を分離する事にそこそこ慣れてきたら、幽界において自らを制御する方法を練習する事になるでしょう。幽界では思った事が環境に反映されるので、どんな行為をするにしても、そのようになると強く念じる事が基本です。このとき本当に心底信じてそうなると思えなければ、幽界にその意図は反映されないというのが難しいところです。「亡き人に会いたい」と表面的な自我で思ったところでうまくはいきません。心の奥底で実のところその人には会いたくないと思っているなら無理です。空を飛ぶにしても、幽界では空を飛べる事を信じていなければならないのです。 幽界に変化を起こすには、ある一定の閾値を越えた信じる力が必要みたいです。

 幽界では「信じる」とか「思いこむ」という意識の行為が、手足を使う事以上の実効力をもっています。

 とはいっても「こうすれば必ずこうなる」というように、機械的に幽界と幽体の制御ができることはありせん。前述の「信じればそのようになる」というのも一部の性質を表現しているにすぎず、なにかは自由になりなにかは自由にならないのです。

 幽界を心の空間として見ても、私たちは自らの心すべてを制御できるわけではないし、自分がもっている記憶すべてに意識の光を自在に当てる事ができるわけでもありません。心がどれほどの深さや広さや情報や力をもっているか本当のところは分かってはいないのです。

 幽界が心とは隔てられた独立した世界だとしても、反対に内的宇宙だとしても、そこには法則があり限界が規定されています。幽体離脱はその世界を探求するための重要な手法の一つでしょう。

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