姿勢と弛緩法

姿勢

まくらのあて方
  • 仰向けにまっすぐに寝ます。完全な横臥法ができれば枕は不要ですが、必要に応じて枕を使ってください。ただし高すぎる枕はあまり良くないです。
  • できれば枕は首の後に当て、わずかに頸椎を持ち上げる程度にします。つまりここでいってる枕とはバスタオルを巻いた程度のものです。
  • 普通、離脱は頭の側から起きます(まれに逆もあるようですが)。ゆえに頭の側に障害物がないほうが離脱には良いと思います。というのは離脱直後、幽体の自分がベッドの天板とか、枕元においてあったラジカセなどに頭をぶつけるということは実際にあるからです。そういう心配を取り除く事は心理的にも良い事でしょう。
  • 両腕は適度に開いて胴体からははなします。両脚も肩幅くらいに開きます。手の平は天井に向けます。あごは軽く引きます。奥歯をかみしめないようにします。
  • 呼吸は鼻でします。当たり前ですが口で呼吸するのはあまり良くありません。
  • 目は軽く閉じます。

休息のポーズ

弛緩法

 顔面と全身は対応関係にあります。眉毛は肩に、鼻は背骨に、顎は腰に対応します。そして顔面の緊張をほぐすと、全身の緊張がほぐれ、全身のどこかが緊張すると、それは顔面に現れると言われ、経験的には本当だと思います。そのようなわけもあって弛緩は、頭部から始めます。頭から足先に向けて力を抜いてゆくのが基本です。

  1. 頭のてっぺんの頭皮に意識を向けます。そして頭皮が緊張しているかどうか確認します。普通は緊張があるはずです。それを確認したら意識的にそこの力を抜きます。
  2. まぶたや目のまわりに意識を向け、緊張があったときは力を抜きます。
  3. 左右の耳。
  4. 鼻や頬。
  5. 顎や唇。
  6. 後頭部。
  7. 首。

 首まで弛緩したら、もう一度最初から繰り返してチェックしてください。力が残っているとこはもう一度ゆるめます。それが終わったら次のステップに入ります。

  1. 右の肩、肩胛骨、二の腕、ひじ、手首、手のひら、五指一本一本に意識を向け、力を抜きます。
  2. 左の腕も同様です。
  3. 胸。おなか。
  4. 背中の上部から腰にかけて背骨の一つ一つに意識を向けるような感じで。
  5. 腰の回り。
  6. 右足の太股の付け根。ふともも、ひざ、足首、かかと、それぞれの指先。
  7. 左足も同様です。

 このように全身をつぶさに観察して意識的に脱力します。ここでもう一度1番に戻って再チェックします。するとかならずといって良いほど、抜いたはずなのに抜けていない、あるいは再び力が入ってしまった部分が見つかるはずです。何度か繰り返して全身むらなく弛緩するようにします。

 ここに書いた方法は、誰にでもできるものだと思います。
ただ実のところ完全な弛緩法を身につけるのはかなり難しい事です。というのは骨格が歪んでいたりすると、どんなにがんばっても完全な弛緩には到達できないからです。そういう場合は(といっても歪んでいない人などいないのですが)、ヨーガのアーサナとか、整体師に矯正してもらうとかが有効です(裏技で針を打ってもらうというのもあるんですけどね(笑))。どちらにせよ手間暇かかるものですが、骨格のゆがみは様々な病気を引き起こす原因の一つなので、治しておいて損はないでしょう。

 それから力を抜くといっても、さあ抜いたと思ったところでダメです。そういうのは完全な弛緩とはほど遠いのです。抜けないと思ってもまだまだ抜ける。抜くのに一番の早道は、一旦力を入れる事なんですね。ハードな運動をしたあとで、肩こりがなくなっているのと同じです。つまり腕立て伏せをするとか、ウエイトトレーニングとか、ヨガ系のストレッチ体操をするとか、そういう普通のトレーニングの後で弛緩するのが一番です。ですがこういう運動法はまったくの初心者が、本を片手に覚えるような事ではありません。最初は誰か先達に教えてもらったほうがはるかにわかりやすいしケガする確率もずっと下がります。ケガする確率が下がるということは、その分、即効性があるけど危険性の高いやり方も採用でき、早く上達できる事を意味します。

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