幽体離脱の誘導CDを作る

 うちの連れを被験者にして誘導。
 あらかじめ用意した台本を読みながら誘導してみたが、「ぜんぜん集中できない」と不評。「セリフは棒読みだし、内容もわかりにくい」という。
 それで台本を捨てて、いつもどおりぶっつけで行ったら、「こっちのほうがずっといい」と言う。台本書くのに使った時間は無駄だった。
 とはいっても、ぶっつけで誘導したセリフと、頭でこしらえた台本のセリフを「読み比べ」れば、台本のほうが文章としては優れていると思った。
 でも、誘導に適した言葉かどうかはまったく別問題らしい。

 台本を作るとき、書き言葉で思考して自己完結したものを書いてしまう。
 だれかに語りかけるときの言葉は、書き言葉と似ていても非なるもので、被験者の声なき声を共感によって感受し、語りかける言葉に反映させている。
 そんな違いから、できあがるソースには、微妙だけど決定的違いが生じるらしい。
 被験者を前にして、相手のオーラも含めての様子を感じ取りながら誘導すると、被験者の集中力がまったく違ってくる。
 台本を読んでいるのと、実際に相手に話しかけるのでは意味がまったく違う。
 話しかける行為には、両者のオーラ的共感が介在している。
 たとえ被験者が一切返事をしないとしても、そこにはラポールが生じている。
 そういう状態で被験者のオーラを読めば、誘導の最中、被験者がどんな状態にあるのかもだいたいわかる。<自己の星>が移動してるのすら<見える>。
 これは共感呪術に属するものだ。
 そんなわけで、ライブを録音したものを、テープ起こしして修正をかけて、それをさらに頭にたたき込んでまた誘導、これを繰り返して完成度を上げようと思う。
 さて、そのように作られたソースをCDで流通させたとき、他の人々にも同じような共感は生じるのだろうか。私はおそらく生じると思う。少なくとも頭だけで作られたセリフ棒読みの誘導より、ずっとよいものになると信じる。

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このページは、おーさわが2010年3月 4日 21:27に書いたブログ記事です。

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