「怖い噂」で幽体離脱の特集をするんだって

 「怖い噂」という雑誌で、幽体離脱の特集をするらしい。それで先日、インタビューを受けた。インタビュアーは「大人の怪しい実験室?都市伝説の検証」をお書きになった、川口友万氏。

 実はこの本は、本屋でみかけて手に取らずにはいられなかった本で存在は知っていた。ミミズハンバーグとか、毛髪で醤油を作るとか、昆虫食とか、犬肉を食べるとか、母乳でルミノール反応は見られるのかとか、電磁波は本当に体に有害なのかとか、体当たりで実験したレポートの数々。
 あれこれ実験するのが好きな私も、この本に書かれている怪しい実験は、追試してみる気にはなれないのだけど(笑)、好奇心は120%満たしてくれる本。
 毛髪醤油は、毛髪を塩酸で溶かして、水酸化ナトリウムで中和する。すると塩とアミノ酸になって、それが醤油のような味がする。昔、理科の実験図鑑で、カマボコを原料に、同じ手法で醤油を作るというのを見たことがあるけど、毛髪でもできるらしい。

 「中華街でサソリの唐揚げが売っていた」と、うちの連れが買ってきたことがあった。真っ黒けの姿揚げ。串に刺して揚げてあった。
 何度もためらいながら、ぞわぞわしながら食ってみた。味がなかった。強いていえば、なにか金属っぽい味がした。まずい。
 でも、その後で、なぜか元気が出ることに気づいた。
 サソリに強壮剤のような効能があるわけではない。心の中で規定している食のタブーを破ることが、心理的な効果をもっているらしい。おぞっけの走るような行為は、潜在意識の深いところに働きかけて、非常に重たい感情を刺激する。それが起きると今度は反動で、ハイが訪れるらしい。
 ただしこれは、たまにするから効き目がある。毎日のようにやってれば、すぐに慣れっこになってしまう。そうなるともう効かない。かといって「もっと大きな刺激を!」とエスカレートさせていくのも考え物だったりする。

 川口氏は幽体離脱に興味をもっていたが、「ただの空想とか普通の夢と同じなのではなかろうか」、というように考えたりもしたらしい。
 それで説明したのだけど、「体験がなく、感覚的なものだから今ひとつよくわからない」ようだった。
 ミミズハンバーグなら、作って食べさせてあげる(笑)という方法が使えるけど、幽体離脱は自分で離脱して味わってもらうしかない。幽体離脱を人に伝えることは難しい。でも経験がある者同士なら、共感を通じてすぐに了解しあえると思う。
 あらゆる「経験」は、自分でやってみない限りわからない。経験は共感を通じてのみ、理解しあえるだけだ。ミミズの味もサソリの味も、詳細に記述されたものを読んでも分かることは無い。想像することができるだけだ。

 川口氏が、原稿の締めきりまでに幽体離脱できることを、心より願っています。

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コメント(1)

わたしも離脱できることを祈ります

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このページは、おーさわが2010年3月 2日 01:48に書いたブログ記事です。

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