1.5−1●アマテルの環境設定1
時間
時刻が省略されているネイタルデータを計算するときに、地方時の何時で計算するかを設定します(図1)。ネイタルデータが登録されるときや、インポートのとき、アマテルはそのデータの天体位置を計算してデータベースに蓄えます。出生時刻が不明のデータは、このパネルで設定した時刻で計算します。
後から、このデフォルトタイムを変更した場合は、登録されている天体位置の再計算が行われます。登録ボタンを押すとともに、「天体位置の再計算」ダイアログが開き(図2)、計算状況がレポートされます。多くのデータが登録されているほど、この計算には時間がかかります。
時刻不明のとき地方時の深夜0時で計算されるのが慣例のようです。しかしお昼の12時もよく採用されます。正午12時のほうが月の位置のずれは少ないと考えられます。○月×日の生まれというとき、それを0時生まれとみなせば、最大24時間ずれる可能性があります。23時59分に生まれた可能性もあるからです。正午12時としておけば、最悪でも12時間以上ずれることはありません。お好み次第ですが。
0時と12時以外に、任意の時刻を指定することもできます。"12:00:00"というように、コロンで区切って二十四時間制で時刻を入力します。
図2
ノード
ムーンノード(ドラゴンヘッド)と、リリス(アポジー/月の遠地点)のタイプを指定します。
検索やチャートの設定では、どちらのタイプを使うかを指定する場所はありません。このパネルで選択されたものが暗黙のうちに使用されます。
観測地
観測地情報が省略されているデータを計算したりするときに採用する、デフォルトの観測地情報です。
単位系
天体位置や観測地の緯度経度の表現で、10進数表現を使うか60進数表現を使うかを設定します。ここでの設定は、入力方法にも影響します。
メニューバーから「設定→環境設定」でダイアログが出ます。アマテルをインストールしたらここで全体の設定をします。
図1